【聴覚過敏】自閉症の息子とワイヤレスイヤホン

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

このブログで紹介している内容
  • 自閉症の子にワイヤレスイヤホンを使わせてみた体験談
  • ワイヤレスイヤホンのデメリット
チャタロー
チャタロー

こんにちは、チャタローです。

聴覚過敏の人にとって、外出の際に必需品なのがイヤーマフやイヤホン。

家の自閉症の息子もその一人です。

昨年、別なブログで息子の聴覚過敏についてお話しましたが、あれからどんどん聴覚過敏はひどくなっています。

以前書いた息子の聴覚過敏についての詳細は、こちらのリンクから読むことができますので、興味のある方は良かったらご覧ください↓

スポンサーリンク

イヤホンなしでは不安な息子

今の息子の現状は、もはや嫌な音が聞こえてなくても、商業施設などの中に入る時はイヤホンでYouTubeの音を聞いていないと落ち着かないほどになってしまいました。

イヤーマフだとうっすら外の音が入るので、不安だそうです。

最近では家の中でさえ、家族のいびきの音を怖がって、誰かが横になっただけで警戒してイヤホンをつけたり、自分の部屋に閉じこもってしまいます。

学校行事での外出の時はイヤーマフでなんとか我慢しているようですが、本当は相当ストレスだと思います。

チャタロー
チャタロー

外出の時は常にイヤホンを常備しています。忘れてしまった時は急遽100円ショップで購入することもあります。

イヤホンをしていると本人は安心ですが、こちらの声が聞こえなくなってしまったり、周囲への注意力が散漫になってしまうので、本当はあまり使わせたくないのです。

でも、イヤホンなしでお店などに入ると、両手で耳をふさぎながら「ん-、ん-」とずっと声を出してる状態になるので仕方ありません。

耳をふさぐ

息子も私も初めてのワイヤレスイヤホン

からまったイヤホン

今息子が使っているのは、よくある普通の有線イヤホンなのですが、何回も使っているうちに断線して消耗が早いです。また、だんだん線がよじれて絡みやすくなって、ほどくのに時間がかかることもあります。

イヤホンが必要不可欠なら、せめてもっとスマートにしたい。

そう思ってワイヤレスのBluetoothイヤホンを試してみる事にしました。
きっと快適になるに違いない。

ワイヤレスイヤホンは、多少本体から離れても音が聞こえるため、線の束縛がないのが魅力です。
値段の高いものは、かなり離れても大丈夫なものもあります。

でも本当に使いこなせるか心配もあったので、性能よりも値段重視で、安い物を購入してみました。

ヘッドホンタイプのワイヤレスイヤホン

まず最初に購入したのはヘッドホンタイプのもの。
Yahoo!ショッピングで見つけました。画像をクリック(スマホの方はタッチ)すると商品詳細が見れます。

ワイヤレスで一番心配なのが、耳からポロっと取れて落としてしまうことだったので、ヘッドホンタイプなら安心かなと思って購入しました。

息子は最初は快適に使っていたのですが…。

いざ外で使ってみようとすると、拒否。

今回購入したものは、少し頭の大きさがあると耳たぶが少しはみ出でしまい、完全に耳をホールドできないということで、隙間から音が入るかもという不安があったようです。

実際耳にあててみた図
少し耳たぶがはみ出る感じ

またこちらは連続再生時間も短めで、すぐ充電が必要になる感じでした。
まあ安いのでこんなものかな?という感じです。

でも折りたためてコンパクトなところは良かったです。
ワイヤレスイヤホンをちょっと試してみたいという人には良いと思います。

ヘッドホンを折りたたんだ図

息子にはインイヤータイプじゃないと難しいのかなあ…。

インイヤータイプのワイヤレスイヤホン

そこで今度は両耳につけるタイプのインイヤーのワイヤレスイヤホンを購入してみました。
こちらもYahoo!ショッピングで見つけたものです。画像をクリック(スマホの方はタッチ)すると商品詳細が見れます。

ヘッドホンタイプのものより遮音力はあったのですが、たまに何かのトラブルでペアリングがうまくいかず、
音が聞こえてこないことがあったので、息子の信頼度はイマイチでした。

私自身も当時ワイヤレスに関しては知識が薄く、トラブルに対処するのに手間取ってしまいました。

こちらも安い物なので連続再生時間は短めです。

家の中ではたまにワイヤレスを使ってくれていますが、
外では結局、いつも使っている有線のイヤホンに戻ってしまいました。

ワイヤレスイヤホンのデメリット

➀機械に弱い人はペアリング設定でも戸惑う

色々試してみましたが、まず一番言えるのが本人はもちろん、それをサポートする側もきちんと設定方法や仕組みを理解していないと、ワイヤレスイヤホンを使いこなすのは難しいです。

ペアリング自体はスマホのBluetooth接続画面で簡単に出来ますが、こういうのが苦手な人だと、そもそもBluetoothって何?どこにその画面があるの?ってなりますよね。

Bluetoothは無線接続の名称のひとつ程度に思っておけば大丈夫。

ワイヤレスイヤホンを使うためには、まずスマホの「設定」を開くと、Bluetoothと書いている項目があるので、そこを開くところから始まります。ここでペアリングすることで、初めてスマホとイヤホンを無線で通じ合えるようにできるのです。

私のスマホでは、設定→接続済みのデバイスを開くと
Bluetoothのペア設定画面になります。デバイスとは接続する対象物のことです(イヤホン、キーボード、マウス、USBメモリなど) 

➁Bluetoothなら何でも使えるというわけではない

Bluetoothにはバージョンがあります。
現在の最新バージョンはBluetooth5.4(2023年7月時点)だったと思いますが、年々アップグレードされていきます。

使おうとしているスマホやタブレット、音楽プレーヤーがそのバージョンに対応していないと、使うことができないので、購入前にバージョンを確認する必要があります。

スマホ自体でBluetoothのバージョンを調べる方法は私が知る限りは無いので、スマホのメーカの公式ページか取扱説明書で確認するか、購入したお店に問い合わせるしかないです。

ペアリングする時に、Bluetoothの接続画面を開いてもその機器示す表示がされない時は、機器の充電不足か、対応していない可能性があります。

ペアリングできる場合にはその機器の番号のようなものが、Bluetoothの接続画面に表示されます。
どういう表示がされるかは機器の説明書に書いてあります。

③イヤホン自体の充電が必要

無線通信で使うため、イヤホン自体の充電も必要です。

今回購入したものは連続使用時間は二時間~三時間くらいなので、けっこう消耗が早いですね。
特にインイヤータイプのものは、消耗が早いです。

USB充電

両耳のインイヤータイプのものは、左右で親機と子機になっていて、本体と親機でのペアリング、親機と子機とのペアリングが確立することで両耳から音が聞こえる仕組みです。

両耳のインイヤータイプのイヤホン

親機が二倍接続に力を使うため、親機の消耗が早いです。親機が消耗したあとも子機だけで片耳で使うこともできますが、息子にはこれでは意味はありません。

➃自閉症の息子が一人で管理するには難しい

基本的にイヤホンは一回ペアリングすれば、イヤホンの電源をONにした時に自動で接続するはずなのですが、
たまにうまくいかないことがあります。

その場合は一度設定を削除してやりなおしたりするのですが、息子一人では難しいです。
また親も詳しくわかっていないとフォローしてあげられない可能性もあります。

そんなわけで、結局今もまだ元々の有線イヤホンを手放せません。

もっと良いものを購入すれば、楽になるのかもしれませんが、いつ充電が切れたり、エラーがおきるかわからないので、結局は有線のイヤホンは常に携帯が安心です。

チャタロー
チャタロー

余談ですが、私は夜寝る時にワイヤレスイヤホンを使っているのですが、

インイヤーのものは朝起きたときにどっかいってしまって探すことがよくあります(笑)

まとめ

個人的な感想にはなりますが、自閉症の子がワイヤレスイヤホンを使うためには、本人が一人で充電やトラブル解決など管理できるようならいいと思います。そうでない場合あまりおススメできません。

臨機応変な対応が苦手な自閉症の人にとっては、シンプルでわかりやすいのが一番です。
急にワイヤレスイヤホンが使えない事でパニックになったりするくらいなら、多少線が邪魔でも有線のイヤホンの方が安心ではありますね。

有線のイヤホンは線をさすだけ、線が繋がっているから音が出るんだという仕組みのわかりやすさもあります。

ネットショップや家電量販店では多種多様なワイヤレスイヤホンが販売されているので、ぜひ色んなイヤホンを見て比較検討してみてはいかがでしょうか?

購入前に絶対気を付ける事
  • ワイヤレスイヤホンのBluetoothのバージョンがお使いのスマホやオーディオ機器に対応しているかどうかの確認
  • 充電時間、連続再生時間などの仕様が希望を満たしているかどうか。操作方法や装着感がお子さんにあっているかどうかの確認
チャタロー
チャタロー

もしどうしてもワイヤレスイヤホンを使わせたい場合は、親自身もそのイヤホンの使い方を熟知して、いざという時にはサポートできるようにしましょう。

私だってわかんないもん!と逆切れしてはいけませんよ(笑)

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました