自閉症の特性をプラスに生かす

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時計
この記事で紹介している内容
  • 自閉症の子に多いこだわりの強さ。
  • こだわりの強さをプラスに生かして、子育てを楽に。
チャタロー
チャタロー

こんにちは、チャタローです。
息子が自閉症です、と誰かに話すと、「大変だね~」「苦労するね~」と言われることが多いです。まあ大変なこともあるんですが、実は大変な事ばかりでもないんです。

自閉症の特性を生かすことで逆に楽できる部分もあるんです。

息子の障がいの程度について詳しくは、下の記事に書いているので良かったらご覧ください。

私の妹と息子について
私の発達障がいのある妹と息子の紹介です。
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独自のこだわりの強さ

だめクマ

自閉症の特徴のひとつとして、「こだわりの強さ」があります。

例えば「これはここに置いておかないとダメ」「必ずこの道を通らないとダメ」「ここで必ずジュースを買う」など決まったルーティーンを崩したがらない事です。これを崩してしまうと、不穏になってしまい、他の事に全く集中できない状態になってしまいます。

信号待ち

家の息子のこだわりのひとつとして、道順や信号に強いこだわりがあります。

❶必ず赤で止まってから、青になるのを待って渡ること
❷必ず同じ横断歩道を通ること。

息子がまだ小学生だった頃、朝の登校で急いでいる時に、強引に青になっているいつもと違う横断歩道を渡らせてしまったことがあったのですが、泣き崩れてしまい、学校でもそのテンションを引きずってしまい、しばらく立ち直れなかったということがありました。

だだをこねる
息子のその他のこだわり
  • ゲーム機やリモコンなど、自分が使うものは同じ場所に置かないと気が済まない。
    万が一誰かがそれに勝手に触って、1ミリでも動かそうものなら、激しく怒る。
  • 電気や電子レンジ、炊飯器などのスイッチは自分で押さないと気が済まない。誰かが勝手にやると、消して初めからやり直す。
  • 朝は決まった番組を見る。間に流れるCMが変わると機嫌が悪くなることも…。
  • 母や先生がいつもと違う髪型にすると、いつものに戻すよう詰め寄ってくる。
  • 時間割が急に変わると不穏になる。

中学生になった今は、事前にきちんと説明することでだいぶ譲ってくれるようになりました。それでも臨機応変な対応は基本苦手なので、こだわりの強いものほど、当日の変更は理解してもらえないことが多いです。

こだわりの強さをうまく利用する

丸クマ

このこだわりの強さは欠点と思われがちですが、見方を変えると最強の長所にもなります。
この必ずやらなきゃ気が済まないこだわりの強さをうまく利用するのです。

元々あるこだわりを利用

先ほど道順のこだわりについて、マイナスのこだわりとして話しましたが、逆にこれが今プラスに役立っています。

家から息子の中学校までは近いので、息子は帰りのみ一人で歩いて帰ってきています。登校時は車も自転車も歩行者も、とにかく交通量が多いので、私が安全なところまでは見送っています。

横断歩道

家に帰るまでに歪な形の交差点があって、片方は4車線道路の横断歩道でとても長く、片方は狭い2車線道路の横断歩道でとても短いです。長い方の横断歩道はトラックなど大型車の往来も多いです。中にはスマホをいじりながら交差点を曲がっている車もいるのでとても怖いです。

長い方はそうゆう曲がってくる車とぶつかるリスクも高まるので、息子と必ず短い方を渡る約束をしています。慣れるまでこっそり見守っていましたが、長い方が青信号でも息子は絶対行きません。
私と一緒に歩くときにも、今日は私が一緒だからこっちの長い方渡ろう、と誘っても断固応じません。
道順のこだわりにしっかり組み込まれています。

良いルーティーンをこだわりに入れる

宿題の約束

例えば、夏休みの宿題への取り組みです。
❶息子と一日どれくらいやるか決める。
❷宿題が終わって、私のチェックを受けてOKなら、ゲームなど好きな事をやっていい契約を結ぶ。
❸宿題をいつやるかは本人に決めてもらう。


早くゲームをやりたい彼は、朝起きたら宿題をやると自ら決めました。

すると息子は、私が声をかけずとも、朝起きたら必ず宿題を先にやっています。たまにとんでもなく早起きして始めている時もあって、「宿題できました~!」と叩き起こされてビックリします。答えが合っていても、字が読めないくらい汚ければ容赦なく書き直しとします。
朝起きたら宿題をやって、終わったらゲームをやるというルーティンが、彼のこだわりの中にはまったので、これまで一度もやりたくないなど文句を言うこともなく、宿題をこなしています。

時間の約束

朝起きる時間、登校する時間、勉強の時間、お手伝いの時間、ゲームをやめる時間、寝る時間も一度時間の約束をすると忠実で、それを意図的に裏切ることはありません。たまにうっかり過ぎてしまうこともありますが、その時本人は自分のこだわりのルーティーンを崩してしまったことになるので、とても悔しがっています。

腕時計

息子は学校に腕時計をしていってます。
時間を守りたすぎるゆえに、教室の時計を気にしすぎて、他がおろそかになることがあると言われ、腕時計があれば本人が安心するのでは、という先生からのアドバイスでした。

時計は、あまりボタンなどついていると、授業中にいじってしまいそうだったので、余計な機能のついていないシンプルなものにしました。いつでも時間がわかるようになった息子は、スムーズに行動できるようになったようです。

タイマーを使えば、小さい子にも時間の意識づけができる

小さいうちは時計が読めず、そもそも時間とは何ぞや?という場合もあります。

そうゆう時には、キッチンタイマーを使って、「ピピピって鳴ったら終わりね」など言ってあげると、目標がわかりやすくなります。この方法はデイサービスでも取り入れられています。自閉症の子は数字や記号が好きな子も多いので、キッチンタイマーが好きな子も結構多いです。うちの子は今でも好きです。

キッチンタイマー

また数字が好きな子は、番号つきの箇条書きも好きだったりあるので、❶手を洗う❷口をゆすぐみたいに、紙などに書いて貼ってあげると、口約束よりも効果的で、楽しく約束を守ってくれる期待もできます。

終わりに

このように自閉症の行動のこだわりは、悪いことばかりではなく、良いことに生かすこともできます
私が息子くらいの年の頃は、もっとわがままで勉強したくない時は全然しなかったり、親との約束も守らないことも多々あったので、息子のことを偉いなあと思っています。自閉症の子ってわがままと思われたりしますが、とても真っ直ぐで素直なんです。

チャタロー
チャタロー

自閉症のこだわりの特性をプラスに生かして、親子共にウィンウィンの関係で居られるといいですね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

私のおススメの一冊。ASD,ADHDについて新しい視点で考えることが出来ました。
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