![施設](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/23112336-800x278.jpg)
![チャタロー](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/1685601833789.png)
こんにちは、チャタローです。今日は妹の施設での暮らしの様子をお話します。
将来入所を考えている方に、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
※文中で使われている画像はすべてイメージです。施設とは一切関係ありません。
施設の概要
![食堂](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/cafeteria-544871_1280-800x536.jpg)
施設の部屋、設備
支えてくれる職員の皆さん
![<strong>生活支援員</strong>](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/job_kaigoshi_woman-e1686818349267-300x267.png)
生活支援員→入所者には生活支援員から担当者が必ず一人つきます。
女性には女性、男性には男性の担当者がつきます。担当者が中心となって、
その方に最適の生活目標を立て、目標達成のために日々入所者に寄り添って
サポートします。交代制で24時間駐在。
![<strong>看護師</strong>](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/nurse1_1_smile-e1686818701422-300x300.png)
看護師→保健室のような役割の他、入所者の投薬の管理をしています。
通院が必要な入所者は看護師の指示の元、担当者が病院に連れて行きます。
![<strong>栄養士</strong>](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/job_eiyoushi-e1686819062521-300x300.png)
栄養士→入所者の朝昼夕の食事すべて栄養バランスを考えて提供します。
![<strong>事務員</strong>](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/icon_business_man05-300x301.png)
事務員→入所者の金銭の管理、事務手続きの管理をします。
入所する時の準備、費用
![カバンの中](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/suitcase-64354_1280-800x600.jpg)
入所する時に持って行ったもの
品名 | 備考 |
---|---|
布団一式 | 敷布団、掛布団、毛布、枕、シーツ。失禁の心配がある場合は防水シーツも必要 |
衣服など | 夏服冬服すべて。下着類、パジャマ。コートや薄手の上着なども必要。履きやすい外靴(夏用、冬用)、長靴、スリッパ(施設内用)、お出かけ用のリュックやショルダーバッグ、帽子、手袋など。 |
洗面、入浴道具一式 | 歯ブラシセット、フェイスタオル、バスタオル。シャンプーやボディソープなどは施設にあるが、本人にこだわりがあればそれを持ち込むことも可能。洗顔フォームや化粧水、化粧品も本人が使いたければ持ってきてOK。 |
生理用品 | 最初はある程度持ち込んで、なくなったら本人の貯金より購入。 |
薬、療育手帳などの手帳類、年金を受給している通帳 | 飲んでいる薬がある場合は持参。なくなったあとは、特に希望がなければ施設指定の病院に通院し薬を処方してもらう。療育手帳、通帳は施設預かりとなる。 |
好きな物 | 妹の場合MDラジカセ、MDセット、ヘッドホンを持っていきました。生活に支障のないもの、周りに迷惑かけないものならある程度持ち込み可。ゲーム機など中毒性のあるものは自由時間以外は職員室預かりになることも。 |
持って行ったものが消耗したり傷んだ場合、本人の貯金より職員に代理で購入していただくか、家族や本人にこだわりがあれば、家族が買って持っていくことも可能。
月々かかる費用
![通帳](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/chokin_tsuchou-1.png)
入所後の本人の通帳は施設預かりとなり、出金の必要がある場合、厳重な監査の元通帳から引き落としされる。
入所した施設が市外である場合、入所先の自治体独自の保障(交通費減免や給付金など)が受けられなかったり、面倒な手続きが発生する場合があるので、入所後の本人の住民票の住所を施設の住所に移した方が便利。
![チャタロー](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/1685601833789.png)
ちなみに家の妹は市外の施設に入ったため、施設からこの事↑を知らせていただいて、妹の住所を施設に移しました。
施設利用料の内訳
![請求書](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/document_seikyusyo.png)
妹の施設の場合、朝昼夕の食事代と光熱水費を、施設を利用した日額分まとめたものから、国や市から出ている特別給付が引かれたものが利用料として請求され、毎月預けている通帳から引き落とし。
ある月の施設利用料の請求書例
朝食480円×31日=14,880円
昼食585円×30日=17,550円
夕食585円×31日=18,135円
光熱水費350円×31日=10,850円
合計61,415円
特別給付金5,766円を引いて、施設利用料は55649円
※昼食代が一日分ないのは、おそらくこの月に妹の誕生会があって別で食事をしたため。
施設利用料の他には親の会費用2,000円、ティータイムに毎日施設から出るおやつ代500円、入所者が共通で使う日用品などの諸費が3,000円、施設利用料と合わせると、この月に本人の通帳から引き落としされた額は61,149円。本人の年金で賄える金額なので、よほどのことがない限り、家族がお金を送金する必要はなし。施設によって料金形態は様々。
入所する時の初期費用はかかるの?
![考える女](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/woman_question.png)
妹の施設の場合、初期費用はなし。施設によっては入学金のようにある程度の初期費用がかかる施設もあるので、契約時には契約書類に最初から最後までしっかり目を通して、入所する家族が安心して暮らせるよう、しっかり確認を。
施設での暮らし
![ダンス](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/dance_wakamono.png)
一日の流れ
食事の時間、起床、就寝以外の時間は、その日の活動や行事によって違うので、詳細な時間割は決まっていない。何も行事がない日は、利用者のペースに合わせて運動や、工作や裁縫などの作業を行ったり、自分の洗濯や居室の簡単な清掃、入浴の日であれば入浴、すべて終えたら自由時間を過ごすという流れです。
食生活
![食事](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/syokuji_girl.png)
朝、昼、夕、栄養士さんによる栄養バランスのよい食事が提供される。一食につき、400円~600円程度。その年の材料の値段により変動。一人で食事ができない方には担当者がついて食べる介助。もちろん無理強いなどせず、様子をみながら介助。
![チャタロー](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/1685601833789.png)
余談ですが、妹はこの食事のおかげで70㎏オーバーだった体重が20年の間に50㎏台前半になりました!身長168㎝なのでかなりスマートになりました!
妹はヘルニア持ちなので、運動は本人に合わせたストレッチや軽いウォーキング程度です。バランスの良い食事の大事さが妹から伝わりました。入所前の妹は冷蔵庫荒らし放題でしたから(笑)
時折、「世界の食事」と題して外国のメニューを体験させてくれたり、利用者からのリクエストメニューを実現してくれたり、変わったメニューの提供で利用者を楽しませてくれる。
身の周りの事
洗顔、歯磨き、着替え
![歯磨き](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/ha_hamigaki_boy.png)
基本的に自分で出来る事はすべて自分で。出来ないことは出来るようになるよう、担当者が介助しながら指導。
入浴
![シャワー](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/shower_man.png)
週に2回以上、本人の希望や身体の状況に合わせて入浴やシャワー、清拭。なるべく本人が一人でできるよう、様子をみながら介助。
排泄
![トイレ](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/toilet_kirei.png)
トイレでの排泄、排泄後の処理をできるだけ一人で出来るよう、担当者が声掛けしながら、出来ないことは補助してくれるスタイル。女性の場合生理の処理なども介助しながら指導。なるべく本人がやりやすい方法を考えて、排泄の自立を目指す。
散髪
![散髪](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/job_hair_biyoushi_woman.png)
本人や保護者にこだわりがなければ、定期的に来所してくださる理容ボランティアさんに無料で散髪してもらえる。ありがたいです。
イベント、余暇活動など
コロナ流行以降、お楽しみ行事は大幅に縮小、中止。今年は規制も緩和され、少しずつ行事が復活することを期待。
![パーティ](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/party.png)
薬、通院が必要な場合
![病院](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/medical_byouin_machiaishitsu_mask.png)
通院が必要な場合
受診の必要がある場合は、担当者同伴で施設の協力医療機関を受診。
薬が処方された場合は看護師がしっかり投薬管理。
入所前からかかりつけの病院があって、引き続きそこに通院したい場合は、
入所者を帰省させて保護者が病院に連れて行く。投薬の引継ぎなどを看護師にしなくてはならない。
予防接種は?
インフルエンザワクチン、コロナワクチンなどは任意接種となっており、接種するかどうか連絡がきて、保護者が決める。受ける場合は施設に医師が来て接種。接種費用がかかる場合は本人の通帳から引き落とし。
もしも入院になったら…
入院することになった場合、入院期間によっては施設を退所となる。
帰省する場合
事前に施設に電話予約して、迎えに行くことで帰省可能。ただし頻繁に帰省すると本人の生活パターンが乱れたりしやすいので、長期の帰省は盆と正月。一泊二日の帰省は月に1,2回程度。
現在はコロナ禍で、帰省に関する規制が厳しめ。帰省から施設に戻る時には抗原検査が必要。
![家族](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/family_shinseki_dukiai.png)
帰省時に気を付けること
![チャタロー](https://zibun-iro.com/wp-content/uploads/2023/06/1685601833789.png)
今回は妹が住んでいる障がい者支援施設の中身や暮らしについてお話しました。施設によって設備や仕組み、活動は様々ですが、家族が入所した時の暮らしのイメージとして参考にしてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
後編では、施設で過ごす上での問題点や、妹が入所するまでのお話を書いています。
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障がい者支援施設での暮らし(後編)