仏壇の火事に気を付けて

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ロウソクと線香
このブログで紹介している内容
  • 仏壇の火事に注意!ロウソクやお線香の取り扱いで危なかったこと。
  • 火を使わずにお参り。LEDろうそく、線香のおすすめ。その他便利グッズのおすすめ。
  • なぜ仏壇にお線香をあげるのか。
チャタロー
チャタロー

こんにちは、チャタローです。

今年初のブログです。皆様、今年もチャタローブログをどうぞよろしくお願いいたします。

2024年、新年早々に能登半島地震が起きました。

被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
自分にできることは微力でも協力していけたらと思います。

私は今までに震度5までの地震しか経験したことがありませんが、それでも結構揺れて恐怖を感じました。
震度6、7はどんなに恐ろしいやら…。
改めて日頃の防災意識を高めて準備しないといけないなと思いました。

一日も早い復興をお祈りしております。

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仏壇から起こる火事

火事

さて、地震のニュースと共に新年早々多かったのが火事のニュースです。
北海道ではすすきので、放火や調理中のコンロやガスカセット缶の爆発の火災が相次ぎました。
民家ではこの時期は石油ストーブが原因の火災が起こりがちです。

旧田中邸が全焼、原因はお線香

ご存じの方も多いと思いますが、1月8日午後、東京都文京区目白台の旧田中角栄邸が火事で全焼しました。
その火元となったのはお仏壇に上げたお線香だったそうです。

NHKニュースのXより引用

娘の田中真紀子さんは旧邸で線香をあげたあと、ろうそくを消して、そのまま同じ敷地内にある別宅に戻り、その後火事が起きたそうです。

線香やろうそくが原因の火事は、お盆やお彼岸、親戚が集まる年末年始にやや増える傾向にあるようです。
また近年では、高齢者のみの世帯も増え、お仏壇でお参りしたあとにうっかりろうそくを消し忘れてしまい火災になるケースもあります。

我が家にも小さいですがタンスに置くサイズの仏壇があり、毎朝ご飯とお水をあげて、線香を焚いてお参りをします。仏壇が小さい分香炉も燭台も小さいので、ろうそくは小さいサイズ、線香は1本を半分に折ってからあげています。

ろうそく、線香を使う上で実際あった失敗

ろうそくの炎

十分気を付けているつもりでも、考え事をしていたり、他の作業をしながら準備していると、意外なミスが起こってしまうことがあります。

ろうそくの消し忘れ

燭台

ある日、いつもどおり仏壇のお参りをしようとすると、まだ長さが十分だったはずのろうそくがすっかり無くなって、燭台だけになっていました。

見ていなかったので憶測になりますが、火がついたままになっていて、ロウが一滴も残らないくらい燃え尽きて、自然消火したのだと思います。

一歩間違えたら、何かに燃え移ったりして火災になる可能性もあったと思うと、身がすくむ思いでした。
それ以来、家族で声かけしあって気をつけています。

ろうそくを消す時のうっかり

ろうそくを消す時には、息をふきかけてはいけないので、手で扇ぐように消しますが、その時にたまに勢い余って手がロウソクや燭台に当たってしまい、燭台を倒しそうになることがあります。

ろうそくの火消し
100円ショップで購入したろうそくの火消し

ろうそくの火消しをかぶせて消すと安全です。お盆やお彼岸の季節に100円ショップで売っているのを見たことがあります。仏具屋さんやネットでも購入できますが、安い物から少しお高いものまで色々あります。

仏壇のろうそくを息で消してはいけない理由

ケーキの火を消すカエル

余談ですが、仏壇のロウソクを息を吹きかけて消すのは良くないと言われています。

口から吐き出す息というのは汚れているとされていて、それを仏様のロウソクにかけるというのは無礼なことであるという言い伝えが一つ目の理由。

吹くことで火種やロウが飛び散ってしまう危険があるということが二つ目の理由。
ろうそくを消す時は手で扇ぐように消すか、火消しを使うのがマナーとされています。

線香に火をつける時の失敗

お線香をあげる

線香に火をつけるとき、線香の先端をろうそくの火に入れて、小さく火が付いたら線香を軽く上下にふって火を消すことで、線香の煙が上がり、燃焼が始まります。

その時に、まれに手からお線香がすっぽ抜けて床におちてしまったり、手をふったときに仏壇の端に手が当たってしまい、ロウソクや香炉を倒しそうになったことがあります。

また線香がうまく立たずに倒れてしまい慌てることもあります。

時々香炉灰を綺麗にしましょう

線香を立てる香炉の灰は、だんだん燃え残った線香で一杯になってきます。
小さい香炉を使っている場合や、燃え残りやすい線香を使っている場合に一杯になりやすいです。

燃えカスとり
100円ショップで購入した燃えカスとり

そうなると、線香が立ちにくくなるので、時々専用の燃えカス取りで灰をふるいにかけて、燃え残りの線香は捨てましょう。燃えカス取りも100円ショップで売っていますが、他の道具でも代用できそうですね。
灰は細かくて舞いやすいので、汚れてもいいように紙などを引いて作業すると後が楽です。舞い上がった灰を吸い込まないように気をつけましょう。

燃え残りが少ないお線香として、お世話になっているお寺からは「毎日香」をお勧めされました。

火を使わないでお参りする方法も

ここ数年、父はうっかりミスがちょっと増えてきていて、仏壇の火の始末に自信がないと言い始めていました。

そこで我が家では、LEDろうそくを購入しました。乾電池で動き、スイッチを入れるとろうそくの火部分にライトが灯ります。100円ショップで購入できました。ただ線香を焚く時には結局火は使うのですが、ろうそくの消し忘れでの火事の危険はなくなります。

LEDろうそく
100円ショップで購入したLEDろうそく。1本100円

ちなみに線香も香りは出ないですが、LED式の物が販売されています。

高齢者だけでなく、小さなお子さんやペットがいる家庭でもLEDならば安全ですね。

子供は結構仏壇に興味を示します。
リンを何回も鳴らしたり、ロウソクを誕生日のマネをして吹き消して、香炉の灰を散らかしてしまったり、仏壇の中のお菓子を狙って手を伸ばすこともあります。

なぜ仏壇やお墓にはお線香を供えるのか?

仏壇

すべてLEDにすると安全ではありますが、一方で仏様に線香を上げる本来の意味は失われてしまいます。

仏様に線香を上げたり、ご飯や温かいお茶を供えるのは、仏様は物ではなく香りや煙を召し上がるという言い伝えによります。

また線香の煙によってあの世とこの世を繋ぎ、故人と心を通わせるためという一説もあります。
お線香にはお参りする人の心身を浄化する作用もあると言われています。

線香

本来、お供え物のお菓子や積み団子なども、袋や箱に入ったままではなく、すべて皿などに出して香りが立つようにしてお供えし、法事が終わったあとはその場で参列者皆で美味しくいただくというのが昔の風習でした。
今もその通りにしている家庭もあります。

和菓子

まとめ~大切なのは思う心

仏様をお参りするうえで一番大事なのは「想う心」です。
ご家庭によって留守が多い家庭、高齢者のみの家庭、お子さんやペットのいる家庭など色んな事情の家庭があります。全部をしきたり通りにできなくても、想いをこめて合掌するのが一番大事です。

神仏に合掌する家族

普段のお参りはLEDのろうそくとお線香で済ませて、お盆やお彼岸などの行事の時には本物のロウソクとお線香を使うようにするのでもいいと思います。
火を使う時には、人任せにせず、皆で気を付け合うことが大事です。

ろうそく、線香を使う時に注意すること
  • ろうそく、線香に火がついている内は外出しない。
  • ろうそくは、燭台のサイズに合ったものを使う。緩い物は使わない。
  • 火を消す時には、火消しを使うことで安全に消火できる。
  • 火の始末が気になる場合にはLEDろうそくや線香を使うのがおすすめ。
  • 線香は短めに折ってからあげると、倒れにくいし、燃焼も早い。
  • ろうそくや線香の側に紙や布など、燃えやすいものを置かないようにする。
  • 子供やペットがいたずらしないよう、手が届かないようにするなど気を付ける。
蓮
チャタロー
チャタロー

うちは大丈夫と思っていても、気を抜いた時に事故は起こります。
仏壇のあるお家の方は、今一度、ろうそくや線香の取り扱いについて、家族みんなで話し合ってみてはいかがでしょうか?


ここまで読んでいただきありがとうございました!

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