このブログを見て、同じ症状だ!と思う方は、一人で判断せず、病院に相談することをおすすめいたします。
こんにちは、チャタローです。
今日は橈骨神経麻痺(とうこつしんけいまひ)の症状について、私の体験談と共に
お話してまいります。
橈骨神経麻痺とは?
橈骨(とうこつ)とは、前腕の二本の骨のうち、肘から親指側に伸びている骨の名前で、橈骨神経とは、上の左の図のように、腕の付け根辺りから上腕の外側、肘を通って親指側に走っています。
橈骨神経麻痺は、橈骨神経に大きな負担や損傷を与えてしまうことで、神経が麻痺する症状のことです。橈骨神経麻痺になると、前腕あたりから指先まで痺れ、手首がダランと下垂し、手の甲を起こせない状態、つまり手首より先に力が入らなくなります。神経が麻痺もしくは損傷しているので、脳からどんなに「動け!」と命令を出しても、言うことを聞きません。
原因となりやすい行動
❶変な寝方
橈骨神経麻痺の原因で一番多いと言われています。
固い場所、例えば机や椅子、床に腕を下敷きにして長い時間居眠りしたり、ドライバーさんなどで、車の中で座ったまま休む時にドアや窓に腕をよりかけて寝た時などになる場合があります。
❷腕枕
男性が女性に腕枕してなることもよくあるそうで、橈骨神経麻痺は別名ハネムーン症候群とも呼ばれています。
❸直接的な神経の損傷
交通事故やスポーツ中のアクシデントなどで、橈骨神経の走っている箇所を切ってしまったり、何か刺さってしまったり、激しく打ち付けてしまったりすることで損傷することもあります。稀に注射でなる人もいるようです。
私が橈骨神経麻痺になった経緯
ある日の深夜、夜更かしして大好きな「HUNTER×HUNTER」を見ていた時…。
いつの間にか居眠りしてしまっていて、起きた時には朝でした。4時間か5時間くらい
寝てしまっていました。
木の椅子の枠に左腕を下敷きにして寄りかかるような姿勢で寝ていたので、腕が痛くビリビリしびれていました。寝ていて体の一部がしびれることなんてよくあることなので、最初は時間が経てばすぐ治ると思っていました。
しかし…
数時間経っても痺れはとれず、手首より先がダランと下がったまま。
段々怖くなりました。これは病院に行かないと…。
片方だけ麻痺、で一番最初に頭をよぎったのは脳こうそくなどの脳の疾患でした。
腕の痺れ以外、頭痛などはありませんでしたが、声を出してみて言葉がちゃんと言えるか、呂律が回るか、簡単な計算ができるか、今日が何日かわかるか確認しました。
とりあえず言葉も記憶も問題なし。腕だけならまず整形外科に行こうと思いました。
寝起きのまんまだったので、せめて顔を洗って、着替えないと…と思い、まずは顔を洗おうとするも、片手の自由が効かないため、両手で水をすくう動作も上手に出来ず、手から水が逃げて行きました。
何とか右手だけで洗うも、服がビショビショになりました。いつも髪を後ろで一本に結ぶのですが、結ぶことも、ブローすることも出来ずボサボサのまんま…服はなんとか片手で着ました。
突然起きた自体に唖然とし、いつも当たり前に出来ていることが出来ずに惨めな気分でした。
診断と治療
簡単な問診のあと、左腕の上腕から指先までレントゲンを撮りました。
検査の結果、橈骨神経麻痺と診断されました。原因は二の腕の橈骨神経を長い時間圧迫してしまったため。橈骨神経は手首まで繋がっているので、損傷したのが二の腕の箇所でも、結果として手首から下が動かなくなってしまったわけです。先生は問診の時点で橈骨神経麻痺を確信していましたが、念のため他に原因がないか確認のレントゲンだったようです。
治療は神経を回復するための薬の投薬でした。あとは、なるべく安静に。
ダランとした手首のままではなにかと不便なので、手首をギブスで固定してもらうと少し楽になりました。痺れと不自由を我慢する日が続きました。
痺れが消え、手の甲を起こせるようになるまで約4週間かかりました。損傷した神経の回復は早くてもこれくらいの時間は当たり前にかかるようです。
まとめ
橈骨神経麻痺は誰にでも起こりうる可能性があります。自宅でゆっくり過ごしている時も、予期せず長時間居眠りしてしまった時などに要注意です。
神経の損傷って、交通事故とかスポーツの怪我とか、大きなダメージで起こるイメージだったので、よくある夜更かしの寝落ちがまさかこんなことになるなんて…。その日以来、私は椅子に座っての夜更かしはしなくなりました。
皆さんも気を付けてくださいね!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。