こんにちは、チャタローです。
皆さんは恐怖症と聞くと、どんな恐怖症が思いつきますか?
高いところが苦手な高所恐怖症、閉め切られた狭いエレベーターのような場所が苦手な閉所恐怖症、先の尖ったもの、ストローの先っぽでさえ怖いと感じる尖端恐怖症などは良く聞きますが、他にも虫が絶対嫌いとか、ニョロニョロしているものを見るのが苦手とか、細かいものまで含めるとキリがないほどです。
限局性恐怖症
『限局性恐怖症』は特定の対象や状況に対して著しい恐怖反応を示す状態です。「高いところが怖い」、「虫が苦手」など誰しも怖いモノを持っているものですが、その恐怖心が過度で日常生活に支障をきたす場合は恐怖症に当たります。(なごみクリニック様ホームページから引用)
『限局性恐怖症』ってどんな病気?原因や症状、治療について |なごみクリニック【精神科・心療内科・蒲田駅2分】 (nagomi-clinic.tokyo)
まだ名前のついていないような恐怖症でも、その恐怖対象を怖いと思っていて、日常生活に支障がある場合には、この限局性恐怖症に該当することになります。
例えばその恐怖を避けたいために一人で外に出かけられなかったり、常に心の中がそのことへの恐怖で支配されてしまってうつ状態になってしまったり、その恐怖を目の当たりにした時にパニック症候群など引き起こすような場合は、ただの苦手や嫌いの範囲ではなく、恐怖症と言えます。
実は私も、もしかしたらこれって限局性恐怖症の予備軍なのかもなあと思うような事がいくつかあります。
街路樹が怖い
これは子供の頃からなのですが、街路樹の木がとても怖くてたまらないのです。
時間帯に関係なく木の横を通るのが苦手です。
なぜそうなのか全然わからないし、何か過去にトラウマがあるわけでもありません。
一定間隔で並んでいる木を見ると、なぜか大勢の人が無言でこちらを見ているような圧力を感じるんです。木の葉が茂っていても無くても変わりません。
まだ誰かと一緒だったり、他に人が歩いていれば大丈夫なのですが、一人でそこを通ることには抵抗があります。
昔とても苦手な街路樹の道があって、そこは家に帰るには絶対通らないといけない道でした。
視界に入らないようにしながら、大声をあげて一気に駆け抜けたことがあります。
大人になった今でも、とても苦手です。
冬になると積雪で木との距離が近くなるのでなおさらイヤです。
森林もそんなに得意ではありませんが、なぜか街路樹に比べると、さほどの恐怖はないのです。
街路樹に比べると、木の集合体に見えていて、ぼんやりしているイメージだからかもしれません。
ちなみに街路樹と同じように並んでいる電柱や街路灯は全然平気です。
スクールゾーンの標識が怖い
黄色の看板に黒で、並んで歩く学生のシルエットが描かれているお馴染みの標識です。
私にはこれが丸ごと人の顔に見えていて、怖いのです。
街路樹の時同様、横を通るのも視界に入るのも嫌です。
嫌いすぎて、家の前にその標識が立っている夢を見るほどです。
今回ブログに貼るために、標識を撮影してきましたが、この撮影の時さえ心臓がドキドキしていたくらいで、正直今このブログを書きながら、画像を見るのも辛いくらいです。
大人になって何とか我慢できるようにはなりましたが、小さい頃は、遠回りしてでも、その標識の前を通らなくていい道を選んでいました。
パンジーが苦手
パンジーの花はガーデニングで取り入れている方も多いと思いますが、私はこれも怖いんです。
パンジーが人の顔に見えてしまっています。
色が淡いものはそうでもないのですが、黄色に紫などはっきりしているものは、もう怖くてたまりません。
昔、回覧板を届けに行くお宅の玄関先にパンジーが植えてあり、その横を通らないといけないのが、恐怖でたまりませんでした。
今も画像を見ているのが怖いです。
少数派の恐怖症は理解されにくい
これらの恐怖を家族や友人に打ち明けたことはありますが、全く理解してもらえずでした。
母からは「パンジーの方がアンタのこと怖いよ」と言われたくらいです。まあ、確かにそうなのかもしれませんが…。
今回このブログを書くにあたって色々ネットで調べてみたところ、私と同じく木やパンジーが怖い人は結構いて、自分だけじゃないんだと少し安堵しました。他にも色んな恐怖症の人の情報もあって、あげだすとキリがないほどです。
私の場合、木もスクールゾーン標識もパンジーも確かに恐怖だし、出来れば避けて通りたいですが、生活に支障をきたしたり、体調を壊すまでには至っていないので、限局性恐怖症にまではなっていないのかなと思っていますが、かなりそれに近いものはあるなと感じています。
限局性恐怖症はどうしてなる?治るの?
幼少の頃の経験や環境からトラウマになって、恐怖症を抱える場合もあるようですが、ほとんどの恐怖症が、きっかけや原因がわからないものが多いそうです。ネットでは前世の経験からのトラウマなどということも書いてありましたが、前世のことを立証する術がありません。
我慢しすぎることで、パニック症候群に発展したり、別な精神疾患を引き起こしかねません。
自分の恐怖症が生活のストレスになっているようであれば、早めに精神科や心療内科に相談してみると、改善のヒントが得られるかもしれません。
直接恐怖症を治す薬というのはないですが、専門医によるカウンセリングで、恐怖の対象に段階を踏んで向き合って、不安がなくなるまで繰り返すような地道な療法を受けることで恐怖症の緩和は期待できるようです。
終わりに
世の中には様々な恐怖症があり、少数派の恐怖症はなかなか周りの理解を得られなくて、一人自分は変なのだろうかと悩んだりします。
皆、何かと恐怖を抱えて生きているものです。
一人で抱え込まず、辛くなった場合には一度、専門医に相談してアドバイスを受けてみるのがいいと思います。誰か親身に話を聞いてくれる人に話すだけでも、ストレスや不安が緩和されることもあります。
私は今のところ様子見ですが、もしもきつくなってきた時には、迷わず専門医に相談してみるつもりです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪