このブログの内容は、個人の体験談を書いているので、医学的効果を保証するものではないことをご了承ください。
こんにちは、チャタローです。
皆さんの足の裏は今どんな状態でしょうか?
乾燥したり、逆に油足だったり、体質や環境によって人それぞれ違うと思います。
実は私も少し前まで、足の裏のカサカサ、コチコチかかとに悩んでいました。
時間はかかりましたが、保温や保湿、衛生面など基本的なことを見直すことで、改善できました。
赤ちゃんのようなツルツル足とまでは行きませんが、人に見られても恥ずかしくない程度の足に戻りました。
今日はそのカサカサ足、コチコチかかとのことについてお話していきたいと思います。
乾燥足、油足
足は元々水分や油分が少ない部位ですが、汗はかきやすい部位と言われています。
体質や生活環境によって、カサカサになったり、逆に過剰に汗が分泌されて油足になってしまうことがあります。
乾燥足
足に汗をかきにくく、角質が固くなり、白っぽくなる。
酷い場合は皮膚がウロコ状になったり、かかとがひび割れて歩くのが困難になることも。
また、角質の中のケラチンというタンパク質をエサにする、角質増殖型の水虫やイボに感染する恐れも。
特にカサカサ水虫はかゆみがなく、症状がわかりにくいため、発見が遅れやすい。
後ほど私におきたトラブルや対策方法をお話します。
油足
乾燥足とは真逆で、足に過剰に汗をかくのが油足です。
乾燥はしないけど、蒸れやすく臭いの原因になることも。
湿気で、足の指の間がジュクジュクしたり皮がむける趾間型の水虫や、足の裏全体に
小さな水泡ができてかゆみが強い小水疱型の水虫の原因になりやすい。
よく聞く油足の対策方法
・通気性の良い靴下、脱臭効果のあるインソールを選ぶ
・入浴時には殺菌効果のある石鹸などを使って洗い、常に清潔にしておくように心がける
・足用の制汗デオドランドの使用
30代頃から足の裏がカサカサ、かかとはコチコチひび割れも…
若い頃は乾燥とは無縁の私でした。暑がりの面倒くさがりで、長袖嫌い、重ね着嫌い、靴下嫌い、体にベタベタ色々塗るの嫌い。家の中では春夏秋冬、半そで、短パン、裸足でした。
ちょっとの距離なら、靴下を履かずに靴を履いちゃうなんてこともしていました。
そんな私に変化が訪れたのは30代頃。私は29歳の頃に息子を出産し、それ以降足が乾燥しやすくなってきたなと感じるようになりました。30代後半からは清掃の仕事を始め、現場までは健康と節約のために毎日往復10㎞くらい歩いていました。
次第に足の裏のカサカサ、かかとのコチコチはエスカレート。乾燥する冬にはひび割れて歩きにくいことも。
時々かかとやすりでこすったり、保湿クリームを塗ったりしていましたが、裸足で過ごすのが好きで、足の裏にクリームを塗るのもあまり好きじゃなかったので、やったりやらなかったりしていました。
家は母も同じようにカサカサ足だったので、体質遺伝と年齢のせいなんだろうなあと思っていました。
たいしたケアもしないまま、でも誰かに見られるのは恥ずかしいので、人と会う時には決して足の裏を見られないように、暑い日でも靴下をはいていました。
ある日、足の裏がイボだらけに
そんなある日、歩くときに足のかかとが、靴の中に小石が入って踏んだ時みたいにチクリと痛むようになりました。
見てみると角質の中に何か出来物ができているような…。タコや魚の目とは違うし、イボというにもはっきりわからないような…。
まあそのうち治るでしょ、と放っておいていました。
しばらくしてかかとの痛みはなくなりましたが、今度は別の足の真ん中あたりに痛みが移動。
その足の裏を見てみると、足の裏全体に角質の奥にポツポツと出来物が複数あることに気づきました。
さすがに何か変だなと思い皮膚科に行くと、先生もちょっと診断に悩んだ結果、尋常性疣贅(じんしょうせいゆうぜい)というウイルス性のイボの可能性があると診断されました。
きちんと治さないと体の中で別な細胞に感染して増殖していくやっかいものです。
誰かに接触した時に感染させてしまうこともあります。
色々思い当たる節はありました。カサカサ、コチコチでしょっちゅうひび割れたりして、菌が入るスキは十分すぎるほどありました。おまけにエサの角質だらけだし。
本来、イボの治療は液体窒素で根っこから治療することが多いのですが、個数があまりに多いため大変な痛みを伴うとのことで、スピール膏という角質を柔らかくする貼り薬でイボに感染した皮膚を取り除くという治療法を勧められましたが、なかなかうまくいきませんでした。
イボとの戦いのお話はこちらのブログで詳しく紹介しているので、もし良かったらこちらもご覧ください。
足裏のトラブルを予防するためにやっていること
現在の私の足の裏は特に出来物などもなく、人に見られても恥ずかしくない普通の状態に戻りました。イボですっかり懲りたので、もう同じことにならないように足の裏をしっかり点検、ケアするようになりました。
基本的なことが多いですが、実際私がやってみて効果を実感していることをリストアップしてみました。
❶かかとやすりの使い過ぎはNG
やすりの使い過ぎは傷になってそこからウイルスが侵入する原因にも。
私はイボが多発する前、かかとどころか足の裏全体をゴシゴシこすっていました。
足の裏全体にイボが出来てしまった一番の原因はそれかな?と推測しています。
コチコチかかとはなんとかしたくてつい強くこすりがちですが、こするほど目に見えない小さな傷がついて、
そこからウイルスが侵入しやすくなります。そうなると角質は減るどころか、どんどん分厚くなります。
かかとやすりは多くても週1回くらいにして、あとは保湿で柔らかくすることを心がけます。
使用後のやすりはちゃんと洗ってよく乾かすことも大事です。
❷ちゃんと足の裏を見て洗う
以前の私は、足の裏はよく見もせず、手の感覚だけでなんとなく洗っていましたが、今はきちんと足の裏を見えるようにしてから、出来物などないか確認しつつ、手洗いに使う爪ブラシを使ってせっけんを泡立てて優しく洗っています。垢こすりで洗うよりも、細かいシワの間や爪のすきまも洗えるのでおススメです。
もちろん手洗い用と足洗い用は別々に用意していますよ。
❸入浴後は面倒でもしっかり保湿クリームを
結局これが一番大事です。入浴後は面倒でもしっかり保湿クリームを塗って、染み込むまでかかとカバーや足カバーをつけておくとより効果的です。かかとカバーとはつま先が開いていて、かかとをメインに覆うカバーのことです。
ドラッグストアなどで、履いておくだけでかかとがツルツルになるというような商品も販売されていますが、
ただクリームを浸透させる足カバーとして使うだけなら100円ショップでも似たようなものが売っていることがあります。苦手じゃなければ靴下をはいて寝てもいいですが、ムレに気を付けてください。
かかとの角質を柔らかくしたい場合は尿素成分が多く配合されているクリームがおすすめです。
❹裸足で過ごす回数を減らす
私のような乾燥足の場合は、やはり靴下をはいて保温、保湿するのが大事です。
靴下を履いているのがだるい場合は、スリッパやルームシューズでもいいです。
裸足でいると、床の細かいホコリや菌がくっついたり、床暖でない床の場合は床の冷たさで足も冷たく固くなりがちです。
私は気分的にどうしても靴下を履いていたくない時は、スリッパやルームシューズをはいて、暑くなってきたらちょっと脱いで休んで、また床を歩くときには履くを繰り返しています。
スリッパやルームシューズは洗濯できる物だとより良いですね。
❺床をできるだけ清潔に
フローリングのお家の場合、毎日掃除機をかけていても、ザラザラ汚れや皮脂汚れなどが残りがち。
ちゃんと掃除したはずなのに、足の裏を見たらホコリやゴミがついていてガッカリなんて経験はありませんか?
面倒くさがりの私は、掃除機は毎日かけていましたが、床拭きは週1回でした。
床の拭き掃除の回数を増やしました。
交通量の多い道路の側など砂埃の多い環境に住んでいる場合、換気口などのわずかな隙間からでも細かい砂埃が入ってきてザラザラになりやすいです。
ちなみに去年久しぶりにワックスがけをしたのですが、床の滑りが良くなり、掃除が楽になりました。
❻垢こすりやバスタオルは家族で共有せず使いわける
水虫やイボのウイルスはどこにでもいると言っても過言ではないくらいありふれています。
そのウイルスに触れたからと言ってすぐ感染、発症するものではないですが、
菌の増殖しやすいムレなどの状態が長時間続いたり、体の免疫力が落ちていたり、
接触箇所に傷がついていた場合に発症する可能性があります。
家族を疑うということではなく、お互いを守る意味でわけておくことをおすすめします。
バスマットも要注意
水虫の代表的な感染経路として、入浴施設のバスマットがよくあげられますが、家でもやはりバスマットというのは菌の温床になりやすい場所と言えます。こまめに洗濯したり、すぐに洗濯できなくてもせめて干して乾かすことをお勧めします。
私は足のイボが完治してない時は、特に気を付けていました!
浴室内でできるだけ体を拭きあげて、バスマットを直接踏まないように、バスタオルを間にはさんで踏むようにしていました。
❼水分をしっかりとる
私は以前あまり水を飲まず、ジュースやコーヒーばかり飲んでいました。
最近は健康のために意識して2リットルを目安に取るように心がけています。体の保湿には内面からのケアも大切です。
水を飲み慣れていない場合ちょっとキツイですが、慣れてしまえば甘い飲み物よりも水が一番と思うようになってきます。保湿の他にも便秘改善、食べ過ぎ防止など良いこと以外思いつかないくらいです。
まとめ
カサカサ足、コチコチかかとは仕方ないと放置せずに、出来る事からケアしてあげましょう。
角質に含まれるたんぱく質は菌のエサになってしまうため、水虫やイボの原因になる可能性があります。
保湿して成果が出るまでは、肌のターンオーバーの周期の都合上、結構長い時間がかかりますが、
あきらめずに頑張りましょう。
保湿しても全く何の変化もない場合には、保湿不足以外の理由があるかもしれないので、
皮膚科の受診を検討した方がいいです。
足って毎日体の全体重を支えてくれていて、地面を歩けるのも足のおかげです。
いつまでも健康的な足でいられるように、足に感謝して、出来るだけケアしてあげたいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました!