こんにちは、チャタローです。
先日、政府が加熱式たばこの増税の方針を固めたというニュースを見ました。
喫煙者に対する風当たりはどんどん強くなる一方ですね。
私はかつて一日一箱たばこを吸っていました。
たばこが値上がりするたびにやめようって思ってても、コンビニに行くとつい
口が寂しくなるのが不安で買ってしまっていました。
今日はそんな私がたばこを吸わなくても平気になるまでのきっかけをお話いたします。
加熱式たばこ増税に関する参考記事はこちら↓
私がたばこをやめようと思ったいくつかのきっかけ
私はたばこの香りが好きでした。肺に入れるとむせるので、ふかしたばこ派でした。
吸えないとイライラするまではなかったけど、手持無沙汰な時や、忙しい作業がひと段落した時、ご飯の後などに吸いたくなることが多かったです。
仕事をしていた時は、喫煙室でたばこを吸いながら仲間と談話するのも好きでした。不思議と普段は話さないような人とも、喫煙室で会うとちょっと話せたりするんですよね。
❶度重なる値上げ
私が禁煙に成功できた一番のきっかけはたばこの値上がりでした。
度重なるたばこの値上げで、たばこは今やコンビニ弁当が買えるくらいの値段まで上がってしまいました。
そしてある日吸い殻を見て思ったんです。
何百円もかけて買ったのに、あっという間にただのゴミになる…
たばこの煙は一瞬の心のやすらぎになるけれど、吸い終わった後には吸い殻しか残らないし、お腹が満たされるわけでもない。
まだたばこが安い頃にはあまり意識していなかったですが、高くなるごとに、買って、吸って、すぐゴミになるサイクルがむなしくなってきたんです。
今一番高いたばこだと600円くらいでしょうか?とりあえず一箱600円で1か月を31日として計算すると
600円×31日=18,600円
この買って、吸って、すぐゴミになるサイクルのために18,600円費やしていることになります。
このサイクルをやめると18,600円が浮くわけです。18,600円って温泉ホテルに一泊できちゃう値段ですよね。
1年分、30日しかない日や日数が短い2月のことを考えてもざっくり20万円以上節約できることになります。
❷タバコを吸わない友達に気を使わせていた
二つ目の理由として大きかったのが、たばこを吸わない友人の存在です。
その友人とは頻繁に会っていて、「私のことは気にしなくていいから、吸っていいよ。」と言われていたので、私は遠慮なくその好意に甘えていました。彼女の家族も皆喫煙者ということもあり、たばこに対してそんなに嫌悪感はないのかなあと、勝手に思っていました。
しかし、ある日その友達が、自腹をきって喫煙する家族三人全員にアイコスを買ってあげたことを知りました。
アイコスを三人分って、結構な出費ですよね…。アイコスにも色々シリーズがありますが、一台四千円~一万円くらいはかかっていると思います。
加熱式たばこのひとつ。ヒートスティックという加熱たばこ専用のたばこをアイコスにセットして、電気で加熱することでたばこのように吸える。
火を使わないことと、副流煙をカットできるというメリットはあるけれど、特有のにおいがあるなど、紙たばこと全く同等とまではいかない様子。
そんなにたばこが嫌だったのに、私の前では我慢してくれてたんだなと思うと申し訳なくなり、禁煙に向けて頑張れるきっかけのひとつになりました。
❸壁紙の汚さにドン引き
家でタバコを吸っている家庭なら、カレンダーなど壁の掲示物を外した時に、ハッとした経験はないでしょうか。
こちらは20年近く住んでいる我が家の壁紙。掲示物の跡が白くクッキリ…。
我が家は旦那も父も愛煙家で、過去に私もその一人でした。
タバコの煙は家具や壁紙、カーテンにヤニとしてまとわりつきます。
時間が経過している汚れはしっかり洗剤をつけて拭き掃除しないととれませんし、最悪とれない場合もあります。
壁紙やカーテンにいたっては素材にもよりますが、だいたいの場合、素人掃除では完全にはとれず、中途半端に掃除するとムラになって悪目立ちします。
賃貸の場合、タバコのヤニによる壁紙汚損は退去時に原状復帰料金を請求される場合がありますので、注意が必要ですね。経年劣化に含まれるのか、含まれないかで裁判に発展するケースも珍しくありません。
❹喫煙可能ゾーンの減少
年々たばこを吸える場所は狭く遠くなっていっているようなイメージがあります。
外にしか喫煙ゾーンがないような施設もあり、真冬なんかは凍えながら、吹雪から火種を守りながら吸うなんていうこともありました。喫煙者ってそうまでしても吸いたいんですよね(笑)
吸える、吸えないをいちいち確認するのも面倒になってきたことも辞めたい気持ちに繋がりました。
❺たばことライターが意外とカバンの場所をとる
私はタバコとライターをポーチに入れて持ち運んでいましたが、結構かさ張るんです。
ポーチに入れないと、タバコの箱がつぶれちゃうことがあるので、ポーチは必須でした。
大きなカバンの時は問題ないですが、ハンドバッグみたいのだと、ハンカチ、ポケットティッシュ、長財布、スマホ、メイクポーチ…そこにタバコポーチとなるとカバンはキツキツ。
外出の度にたばこを持ち歩くのが煩わしくなってきました。
❻店先で買うのが面倒に
たばこを買う時、コンビニを利用することが多かったのですが、私の吸っている銘柄はあまりメジャーではなかったため、店員さんに探してもらうのが申し訳なかったり、最悪決まったコンビニではないと買えないこともありました。また他にレジで用事がある時はついたばこを言うのを忘れて、家に帰ってから気づいてガッカリなんていうこともありました。
❼たばこの煙でヒゲが濃くなる?
私はこの噂を化粧品販売員の方から聞きました。
ネットでも数多く言われているのですが、たばこの煙に含まれる有害物質が男性ホルモンを増加させ、ヒゲを濃くしたり、頭皮の薄毛に影響したりする可能性があるということのようです。ただハッキリそうだと言い切れる十分な実証結果などはないようなのであくまで可能性です。
でもニコチンやタールが体にとって有害物質なのは本当の話なので、吸わない方がいいのは事実です。
私は以前別のブログでヒゲで悩んでいたことがあることを告白しましたが、ヒゲにはちょっと敏感になっていたので、たばこで濃くなる可能性が少しでもあるならばやめなくては…と思っていました。
加熱式たばこにするなら、いっそやめたいと思った
私の周りの喫煙者はどんどんアイコスに切り替わり始めていました。
副流煙カットだけ考えればそれがいいのかもしれませんが、私は紙たばこの香りや、火をつけた瞬間のちょっと焦げる香り、立ち上がる煙の香りやフォルムも含めてたばこが好きだったので、加熱式タバコにするつもりは一切ありませんでした。
完全禁煙までの代替えとして電子たばこ
とはいえ、いきなりスパッとタバコをやめるのは難しかったです。
どうしても、口が寂しくなっちゃうんですよね。
私の場合ふかしたばこなので、煙を感じて、吸う吐くの一連の行動さえ何かで代用できれば、ニコチンやタールが入っていなくても大丈夫かなと思い、電子たばこに切り替えてみることにしました。
電子たばこと、加熱式たばこの違い
どちらも専用機器を充電して、電気の力で吸引するので混同されがちですが、この二つには明確な違いがあります。
私がお世話になった電子たばこEMILI
こちらが実際に私が使っていた電子タバコEMILI LIGHTです。お値段はショップによりますが、7千円~1万円以内が相場かなと思います。
私はかなり前に家族から貰ったのですが、ドンキホーテで買ったそうです。ネットでも販売されています。
一番長い辺がだいたい12㎝くらい。この楕円形の容器が充電器になっていて、これを付属のMicroUSBで充電しておくことで、中に入れる吸引器具が充電される仕組みです。
透明な部分をくわえて吸うと自動的に加熱され、一瞬で水蒸気になったリキッドが口に入ってきます。吸い込んでいる時、器具の先端がタバコの火のように赤く光ります。水蒸気を吐き出すと、まるでたばこの煙のような濃厚な煙が出るので、私みたくちょっと口が寂しい、ふかしたばこで落ち着いていた人ならこれでも十分なくらいです。
透明な吸引部はアドマイザーという名前で、回して外せるようになっていて、そこにリキッドを注入する仕組みです。リキッドは色んなメーカーから出ていて、ネットや電子タバコ取扱店で販売されています。
下の画像は私が実際使っていたリキッドです。
EMILIにはニーズに合わせて色んな種類があるので興味がある方はネットで検索してみてくださいね。
EMILIを使ってみて思ったメリット、デメリット
しばらくEMILIを使っていましたが、ちょうどリキッドがなくなり、部品も消耗してきていたので、そのタイミングで電子たばこも卒業できました。完全禁煙できたのです。
カートリッジ式の電子タバコ
EMILIはアドマイザーにリキッドを補充しながら使う手間がありますが、リキッドがカートリッジになっていて
簡単に交換できるタイプの電子タバコもあります。広告クリックでメーカーの詳しい内容が見れます。
クリックだけで購入になることはないのでご安心ください。
2023/2/4更新 NONNICOはキャンペーン期間が終了するため広告を削除いたしました。
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禁煙してみて実感したこと
舌の汚れが取れやすくなった
たばこを吸っている当時は、舌クリーナーでどんなにこすっても、舌の黄色い汚れが取れなかったんです。
私はコーヒーや紅茶も好きなのでそのせいなのかなあとも思っていました。
ずっと嫌だなあと思って悩んでいましたが、たばこをやめてからは綺麗にとれるようになりました。ヤニが舌の表面の汚れに影響していたのかもしれません。
舌の汚れは悪玉菌の原因にもなるようで、今ではお医者さんが舌磨きを勧めているくらいです。
ただし、磨きすぎると傷がついてしまうので、ほどほどに。
舌磨きには舌クリーナーと舌専用のジェルの併用がおすすめです。
強くこすらなくても、汚れや粘着きが簡単に取れます。
買わなきゃいけない束縛からの解放感
たばこがあった頃には、残りの本数が少なくなると「買わなきゃ…」「昨日買ったばかりなのにもう残り1本…」という、常に手元にたばこないと不安になる思いに束縛されていました。
家にたばこを忘れてしまった時には、わざわざタバコとライターを買ったなんてことも…。
コンビニで買い物する時も、店員さんにタバコをお願いする必要もなくなりスムーズになりました。
まとめ「簡単にやめられないからこそ、やめれた時の達成感はすごい」
紙たばこから電子たばこに切り替えた当初は、周りのタバコの匂いを「いいニオイ」と感じて、何度も誘惑されました。
そして電子たばこもやめ、完全禁煙できた今では、あんなに好きだった香りを「クサい」と思うようになり、煙が自分にかかるとちょっと嫌だなあと思うようになったくらいです。
私は周りには禁煙しなさいと強く言えません。
自分も過去には吸っていた経験者なので、たばこを吸いたい気持ちも多少わかります。
それに言われて辞めれるものではないこともよくわかっています。
自分が確固たる理由をもってやめようと思わないかぎりは、誰かのために、環境のためにという大義名分だけではなかなか辞めれるものではありません。
でもやめた先には大幅な節約、買わなきゃいけない不安と束縛からの解放、手荷物の減少、ヤニ汚れからの解放などいいことがたくさんあるので、今ならやめれるかも!?というきっかけを逃さないでください。
吸えないストレスよりも、たばこで消費していくお金へのストレスの方が大きかったことに気づきました。
「たばこを辞めた分浮いたお金で何しようかな?」とか、「何かを始めるためにたばこをやめてみよう!」など、具体的な目標があればより頑張れると思います。たばこ増税をきっかけにぜひ考えてみてはいかがでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございました!